しょっちゅう「胸が痛い」と言っては病院に行ったり救急車を呼んだりする祖母が、詳細な検査を受けるため入院してからの数日間、私の心は穏やかでした。救急車を呼ぶこともないし、変な時間に病院に連れて行けと連絡が来ることもないし、他人に電話して迷惑をかけることもな
お騒がせばあちゃん、依存的祖母
祖母との攻防③ - 祖母の孤独に想いを馳せる時 -
祖母が入院することになり、病院からもらった入院のしおりに書いてあるものを揃えに祖母宅に行きました。地元に帰ってきて1年近く経ちますが、祖母宅を訪れたことはなかったので、タオルや衣類がどこに仕舞ってあるのか探すのに手間取りました。祖母の孤独はとてもよく理解で
祖母との攻防② - おばあちゃんごめん -
7月7日、夜中に祖母を迎えに行った翌日、また総合病院から電話がかかってきました。「いったい何なんだろう…。病院通いが好きなお年寄りなんて五万といるだろうに、もっと適当に受け流してくれればいいのに…。」と、ちょっと、いやかなり面倒に感じながら電話に出ました。
祖母との攻防① - 私の決意 -
6月末、父に腫瘍が見つかった。すぐに取りましょうということで、早速7月5日、鹿児島市内の病院に入院するため父と母が旅立っていった。父が認知症なので母の付き添いが必須で、母も暫く帰ってこれないことに。出発の朝、母から母が飼っている猫の餌やりを頼まれた。それはい